Q345GJB 高層ビル用高性能ビル構造用鋼板

高層建築物に使用される鋼材は複雑な応力条件にさらされ、高い安全性・信頼性、長寿命、一定の震度での損傷に耐える特性が求められます。これにより、高層建築構造物に使用される鋼板には、主に次のような特定の特殊な特性が必要であることが決まります。
(1) 一定の地震力による損傷に耐えることができ、地震や地震に耐えることができること。このため、鋼板には十分な引張強さおよび降伏強さを有するだけでなく、降伏比が低いことが要求される。降伏強度比が低いため、材料は優れた冷間変形能力と高い塑性変形仕事を持ち、より多くの地震エネルギーを吸収し、建物の耐震性を向上させることができます。
(2) 良好な溶接性を有し、溶接前の予熱や溶接後の熱処理が不要で、現場での溶接が容易になり、労働力の軽減と作業効率の向上が図れます。
(3) 鋼板が良好な機械的性質を有するように、高い塑性と靭性を備えていなければなりません。
（４）降伏強度の変動幅が小さいこと。降伏強度の変動幅が大きい場合、建物各部の降伏強度のマッチングが設計要求値と異なる可能性があり、局所的な損傷が発生しやすくなり、建物の耐震性が低下します。したがって、日本の規格では降伏強度の変動幅は120MPA以下と規定されています。
(5) 溶接により接合される梁と柱の接合範囲において、接合部の拘束が強く板厚方向の引張力に耐える場合、鋼板は一定のラメラ耐引裂性を有する必要がある。